紫電一閃
「紫電一閃」という言葉について解説します。
なかなか日常の中で見聞きしたり使ったりする機会が少ない言葉ではないでしょうか。
歴史ものや、少し古い小説などを読むと出てくることがあったり、座右の銘としてこの言葉を見かけることがあるかもしれません。
漢字から意味を探るのも難しい言葉なので、全く意味が分からないという方もいるかと思います。
ということで、ここでは「紫電一閃」という言葉について詳しく説明していきますので、ぜひ最後までご覧いただいて、意味や使い方をしっかり把握してみてください。
紫電一閃(しでんいっせん)の意味とは
紫電一閃(しでんいっせん)とは「わずかな時間で事態が急激に変化すること」という意味で使われる四字熟語です。
紫電とは「研ぎ澄まされた刀剣を一振りする時に発する鋭い光」という意味の言葉で、一閃は「一瞬だけ強く光ること、一瞬の閃き」という意味の言葉です。
この二つの組み合わせで「刀剣を一振りした時の一瞬の強く鋭い光」を意味しています。
この意味が転じて「一瞬の間に起こる事態の急激な変化」という意味で使われるようになったと言われています。
ちなみに、座右の銘や色紙や書などの場合はこの「一瞬の鋭い光、閃き」という意味で書かれている場合が多いようです。
紫電一閃を使った文章・例文
- 達人の戦いは紫電一閃、まばたきの間に勝負が決する。
- これほど状況が急変するなんて、まさに紫電一閃といったところだ。
- 相手のパンチをくらったように見えたが、紫電一閃、倒れたのはなんとその相手の方だった。