消去法
「消去法」という言葉をご存知でしょうか?
気の進まない選択肢がいくつかある場合に「消去法で選ぶ」なんて使いますよね。
今回は、ニュースや日常会話でも普通に使うこの言葉、「消去法」について解説します。
消去法の意味とは
「消去法」とは、いくつかある選択肢の中から、条件に合わないものを除外していき、最後に残ったひとつを選ぶ、という判断方法のことです。
複数の選択肢の用意されているテストでよく使われている方法で、あきらかに間違っていると思われる選択肢を除外していき、最後に残った選択肢を正解として答えます。
学生ではなくなると、消去法は日常の問題を解決するのに使われるようになります。
現代では国政選挙において、消去法で、投票する候補者や支持政党を決める人が増えています。
消去法は、どれもイマイチな選択肢の中でどれが他の選択肢より比較的マシであるかを選ぶものとも云えます。
テストでは選択肢の中に必ず正解があるはずですが、現実の問題では必ずしも正しい答えが導き出されるわけではありません。選択肢の中にひとつも正解がない場合、どれを選んでもはずれを引くことになるため、そういう時には消去法は機能しません。

連立方程式の消去法
数学の問題で、連立方程式では「ガウスの消去法」という解法を使って問題を解く方法が一般的です。
消去法を使った文章・例文
1.まずいぞ。消去法で選んだら、全部ダメだった。選択肢が残らない!
2.回答を消去法で選んでいったけど、残ったふたつはどっちも正しい気がする。
答えが、b か e か分からない。
3.連立方程式は、消去法を使えば楽に答えが分かる。