忍耐
皆さんは、「忍耐(にんたい)」という言葉をご存知でしょうか。
「忍耐力が足りない」など、日常でも使われる単語なので聞いたことのある方がほとんどだと思います。
この記事では、「忍耐」の意味を解説させていただきます。
忍耐の意味とは
「忍耐(にんたい)」とは、「苦難を堪えること」「苦しさ、悲しさ、つらさなどを我慢すること」という意味です。
例えば、自分にひどいことをされたり理不尽な仕打ちを受けても、仕返しをせずに堪える、我慢することを忍耐と言います。苦難に耐える力や我慢強さを忍耐力と呼びます。
仏教の教えに様々な苦難や他者からの迫害に耐え忍ぶことを「忍辱(にんにく)」と言いました。現代の食べ物である「ニンニク」の語源は、この忍辱だとされています。
また、我慢と忍耐は似ている意味ですが少し違います。
どちらかと言えば、我慢は物事を受け身、受動的に受け止めることを言います。
対して、忍耐は物事を能動的に受け止めることを言います。
例えば、同じように理不尽な目に遭っても、我慢は「自分の本意ではないのに」と消極的な受け止め方をして受け入れることを言います。
忍耐は「自分の成長の為」と前向きな受け止め方をして受け入れ、自分の成長に繋げることを言います。
我慢強い人ではなく、忍耐力のある人の方が最終的な成長は大きく、人間的にも優れた人になります。

忍耐を使った文章・例文
ここで、「忍耐(にんたい)」を使った例文をご紹介します。
1.最近の若者には忍耐が無い。
2.忍耐ばかり押し付けないで、たまにはこちらのストレスも解放させるべきだ。