待てば海路の日和あり
「待てば海路の日和あり」ということわざは、待つことの大切さを語っていることわざで、日本には似た意味のことわざがいくつかあります。
「待てば海路の日和あり」はなじみのあることわざではないので、誰かが使った時にわからなかった経験がある人もいると思います。この機会に意味を知っておいてくださいね。
この記事では「待てば海路の日和あり」の意味や使い方などを解説します。
待てば海路の日和ありの意味とは
「待てば海路の日和あり」の意味は「現在の状況が悪かったとしても、気長に待つことでじきに幸運がやってくる」です。
今の状況がまずいからといって焦らず、ドシンと構えていることが大切だと伝えることわざですね。
焦らず待つことで幸運がやってくるという意味では「果報は寝て待て」も近い意味を持っています。違いとしては、「果報は寝て待て」よりも「待てば海路の日和あり」の方が現在の状況の悪さが強調されていますね。
「待てば海路の日和あり」は元々、中国の「待てば甘露の日和あり」からきています。
「甘露」とは中国では恵みの雨のことを指し、こちらも同様に待つことの大切さが主なメッセージですね。

待てば海路の日和ありを使った文章・例文
- チームメイトがどんどん辞めていって確かに今は辛いだろう。だが、待てば海路の日和ありで、ここを乗り越えた選手は必ずや大成するとコーチや監督一同で信じている。
- 同僚の不正によって会社自体の評判が下がってしまった。待てば海路の日和ありとは言うが、さすがに今回は再浮上することができないのではないかと不安を感じている。