むせび泣く
「むせび泣く」という言葉の意味や使い方について解説します。
漢字では「咽び泣く」や「噎び泣く」と書きます。
この「むせび泣く」とは、泣き方を形容する言葉で、主に激しく泣くことに対して使用されます。
よく「あまりに悲しい出来事にショックを受けむせび泣く」といった表現をします。
また、この「むせび泣く」の中にある「咽ぶ」という言葉には複数の意味があります。
今回は、そんな「むせび泣く」について詳しく解説するので、この機会にしっかりと理解していきましょう。
むせび泣くの意味とは
むせび泣くとは「息を詰まらせて激しく泣く。喉を詰まらせ声を飲むようにして泣く。むせかえる。」という意味を持つ言葉です。
使い方としては「悲惨な目に遭いむせび泣く。」といった表現が一般的です。
漢字では「咽び泣く」や「噎び泣く」と書きます。
言葉の中にある「咽ぶ」には、以下4つの意味があります。
- ホコリや涙、飲食物などで息が詰まって咳が出る
- 悲しみや喜びがこみ上げて息を詰まらせながら泣くこと。
- 水や風がむせび泣いているような音を立てる。
- 流れなどがつかえること。
また、似た言葉に「すすり泣く」があります。
すすり泣くとは「鼻をすするように泣くこと。鼻で細かく息を吸うように泣くこと。」という意味を持つ言葉です。
むせび泣くが激しく泣いているイメージが強いのに対して、すすり泣くは静かに泣いているイメージが強いです。

むせび泣くの使い方・例文
- 彼は大好きな彼女に別れを告げられたショックで、むせび泣いていた。