所感
職場で「所感(しょかん)」という言葉に初めて出会って戸惑った方は多いはず。
企業や政治家などが「年頭所感」を表していることから、意味を知っている方も多いかもしれませんが、実際に「所感」を書くことになった時、書き方について悩む人も多いのではないでしょうか。
また、仏教用語でもこの言葉が登場し、まったく違った意味で用いられています。
ここではそんな「所感」について、意味や使い方などをご紹介していきます。
所感の意味とは
所感(しょかん)とは、「心に感じたこと」を意味します。
心に思ったことを指す言葉で、日報のような報告書に載せたり、直接上司に口頭で伝えたりと、業務的な意味合いが強い言葉になります。
類語に「感想」がありますが、感想はただ心にあることを表明することを指しますが、「所感」は思ったことをどのように達成するかについてまで表明することを指します。
つまり、企業や政治家などが行う「年頭所感」とは、新年にあたり、その年に努めたいことの内容と、それに対してどのようなアプローチを取るかについて表明することを指します。
また仏語では、行為がもたらす結果のことを指します。
所感の使い方・例文
- 年頭所感で社会貢献を挙げていたのに、年末になっても一向にそうした取り組み行おうとしている気配がなく、大変がっかりした。
- 日報に載せる所感の書き方が分からなかったが、先輩が肩肘張らずに書けと言ってくれたおかげで、一発OKが出た。
- 所感を伝えている最中にあくびをする上司の行為も、是非パワハラ認定されてほしいものだ。