「呉越同舟」とは?意味や使い方を解説!

「呉越同舟」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?この記事では「呉越同舟」の意味や使い方を解説していきます。また、類語もあわせてご紹介します。また、由来も合わせて解説します。

目次

  1. 呉越同舟
  2. 呉越同舟の意味とは
  3. 呉越同舟の由来
  4. 呉越同舟の使い方・例文

呉越同舟

呉越同舟(ごえつどうしゅう)」という言葉の意味について解説します。

「呉越同舟して、電車に乗り合わせてしまった」のような形で使われる呉越同舟という言葉があります。文字だけでは分かりづらいこの言葉、皆様は意味をご存知でしょうか?もしご存知でなければ、この機会に意味を知ってみましょう。

呉越同舟の意味とは

呉越同舟の意味は「仲の悪い者同士・敵味方が、同じ場所や境遇にいること」「仲の悪い者同士だったりしても、同じ災難や利害が一致すれば協力したり助け合ったりすること」となります。読み方は「ごえつどうしゅう」です。

本来は後者の意味なのですが、現在では前者の意味として用いられることが多いですね。例えば会社において、仲の悪いAさんとBさんが同じ乗り物に乗り合わせてしまった時などに「呉越同舟だ」といった感じの使い方をされます。

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呉越同舟の由来

呉越同舟の由来は、有名な中国の兵法書「孫子」から来ています。

孫子の第十一篇「九地」において、「中国の春秋時代、呉と越の国は戦争を繰り返すほどに中が悪いが、もしも両国の人が同じ船に乗り合わせていた場合に暴風に襲われて船がひっくり返しなりそうになった時は、呉の人も越の人も普段の恨みを忘れて互いに助け合うだろう」という話があります。

上記の話から、互いの利害が一致する際は敵同士であっても同じ目的のために協力することを「呉越同舟」と言うようになりました。

呉越同舟の使い方・例文

  1. 車に乗せた同僚と先輩の仲が悪いことを知らず、呉越同舟で空気が重い。
  2. この案件を通すわけにはいかないと、普段仲の悪い上司が呉越同舟で意見を共にしている。

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