サブカルチャー
皆さんは「サブカルチャー」という言葉をご存知でしょうか。
実は、昔と今では定義が変わっている言葉なのです。
今回は「サブカルチャー」という言葉について詳しく解説します。
サブカルチャーの意味とは
サブカルチャーとは「メインカルチャーの逆。社会の中心的な文化から外れた、独自の嗜好を持った集団の中で育まれる文化」という意味です。
略して「サブカル」とも言われます。
メインカルチャー・サブカルチャーという言葉が生まれたころの定義では、メインカルチャーとは文学や美術、音楽などの「受け手に教養を必要とする文化」を指していました。
有識者が議論や研究を重ねることでそこに込められたさまざまなものが初めて見えてくるというのがメインカルチャーだったのです。
対して「サブカルチャー」とは漫画やアニメ、テレビ番組、ポップソングなどを中心とした「大衆文化」、誰が見ても分かりやすく楽しめる娯楽のことを言っていました。
しかし時代が下るとサブカルチャーが発展・多様化し、大きく成長しました。
それに従い、一般的な感覚では「大多数の人たちが楽しんでいる娯楽」をメインカルチャー、「一部の愛好家の間だけで楽しまれる娯楽」をサブカルチャーと呼ぶようになりました。
現在テレビドラマやポップソングなどをサブカルチャーと呼ぶ感覚の人はほぼいないと思われます。
こういった誰もが知っている娯楽が「メインカルチャー」と呼ばれるようになったのです。
逆に、アニメや漫画などは多種多様な広がりを見せるジャンルであり、同じ「アニメ好き」「漫画好き」であっても同じ作品を見ているわけではありません。
このような少数の人たちの間だけで同じ話題を共有できる文化を「サブカルチャー」と呼ぶのです。
サブカルチャーを使った文章・例文
- サブカルチャー発展の歴史を遡ると様々な発見がある。
- オタク文化とは、サブカルチャーを愛好する人たちの文化である。