かぶき者
「かぶき者」と言う言葉について解説します。
歴史好きな方、または漫画を読む方であればこの「かぶき者」という言葉はピンと来るのではないでしょうか。
NHKのドラマにもなりましたが「戦国一のかぶき者(傾奇者)前田慶次」というのは一つの定型句のようになっています。
ただ、初めて見たという方にとってはかぶき者といえば伝統芸能の歌舞伎を想像するかもしれません。
ここではそんな「かぶき者」という言葉について、意味を詳しく解説していきます。
初耳という方はもちろん、見聞きしたことあるという方も、ぜひ最後までご覧いただきここで一度きちんと整理してみてください。
かぶき者の意味とは
かぶき者とは「異風を好み、派手な身なりをして常識を逸脱した行動に走る者たちのこと」という意味の言葉となります。
先ほど出た前田慶次という戦国時代の武将もかぶき者だったと言われており、ドラマや漫画で紹介されたことで一般的には「かぶき者=前田慶次」という認識が広くなっています。
かぶき者(傾奇者)は、戦国時代末期から江戸時代初期にかけての社会風潮で、江戸や京都の都市部で流行したと言われています。
語源としては茶道や和歌を好む者を「数寄者」と呼びますが、それよりもさらに数寄に傾いた者ということで傾奇者と呼ばれました。
行き過ぎた風流といった感じかもしれませんが、戦国時代から江戸時代という現代の私たちからは想像もつかない転換期に流行した社会風潮と考えれば大変面白いのではないでしょうか。
かぶき者を使った文章・例文
- 戦国一のかぶき者、前田慶次は現代では人気パチンコシリーズとしても知られている。