校了
「校了(こうりょう)」という言葉をご存知でしょうか。
ニュースや新聞などではあまり用いられることはありませんが、ドラマや漫画、小説などに関する場面で登場することは多い言葉のため、知っておくと便利な言葉です。
ここではそんな「校了」という言葉について意味や、使い方、読み方、さらには似た言葉の「校正」との違いなど、詳しくご紹介していきます。

校了の意味とは
校了とは、「原稿校正が終了し、いつでも印刷できる状態のこと」を意味します。
校正(こうせい)とは、原稿の誤字脱字のような誤植を見つけたり、漫画やイラストの場合は絵の色やレイアウトなどをチェックしたりすることを指します。そうした作業がすべて終了することや、終了した状態のことを校了といいます。
つまり、「校正」は作業そのものを指す言葉ですが、「校了」は原稿の状態のことを指す言葉になります。
ちなみに、編集が自己責任で最終確認をすることを、責了と呼びます。また、そうした工程がすべて終わった原稿のことを「下版」と呼びます。
読み方は「こうりょう」になります。校正が終了することから、「校了(こうりょう)」になったとされています。
校了の使い方・例文
- 名作にしようと意気込み編集のせいで校正は難航したが、なんとか校了まで漕ぎづけた。
- 責了後の下版を紛失しかけた時は、見つけるまでの間ずっと冷や汗が止まらなくなった。
- 漫画が好きで編集になったという人に限って、校正の段階でミスに気付かずに、校了できないことがままある。