不肖
「不肖(ふしょう)」という言葉の読み方や意味、使い方について解説します。
読み方は「ふしょう」となります。
この不肖という言葉は、よく「不肖ながら精進いたします。」や「不肖の息子。」といった使い方をしますが、皆さんはご存知でしょうか。
意味が複数あり、こしこまった場で使用することが多い言葉でもあります。
また、良い意味の言葉ではないため、使用する際には細心の注意が必要です。
今回は、そんな少し難しい言葉である「不肖」について詳しく解説するので、この機会にしっかりと理解していきましょう。

不肖の意味とは
不肖(ふしょう)という言葉の意味は、大きく分けて4つあります。
まず、1つ目は「愚かであること。また、その様子や人。取るに足らないこと。至らないこと。未熟であること。劣ること。またその様子。不才。」という意味になります。
使い方としては「不肖ながら精進いたします。」といった表現が一般的です。
次に、2つ目は「父や師匠に似ず、愚かであること。またそのさま。」という意味になります。
一般的には、この2つ目の意味合いで使用されることが多く、使い方としては「不肖の息子。」といった表現が一般的です。
続いて3つ目は「不運であること。不幸であること。またその様子。」という意味になります。
そして、4つ目は「快くないこと。またその様子。」という意味になります。
このように複数の意味があるため、使い分けには気を付けたいところです。
不肖の使い方・例文
- 不肖の身ではありますが、精進させて頂きます。
- 不肖の息子で申し訳ございません。