万事休す
「万事休す」という言葉の意味や使い方について解説します。
読み方は「ばんじきゅうす」となります。
もはやこれ以上手が付けられない。どうしようもない。といった場面で使用される言葉です。
日常会話やビジネスの場でも比較的自然と使用する言葉なので、耳馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
また、似た言葉に「絶体絶命」があります。
今回は、絶体絶命についても解説するので、この機会に「万事休す」について詳しく知っていきましょう。
万事休すの意味とは
万事休すとは「もはや施すべき手段が残されておらず、万策が尽きてすべて終わりである。何事も全く見込みがない。手が付けられない。全てが終わったと諦めること。」という意味を持つ言葉です。
今更何をしてもだめでどうしようもないという状況で使用します。
「万事窮す」と書くのは間違いになります。
「万事休す」という言葉を分けて解説すると、万事とは「すべて」という意味になります。
そして、休すとは「すべておさまる」という意味になります。
また、この「万事休す」という言葉を使用する際には、「万事は休した。」というように、休すを活用させる場合もあります。
ちなみに、万事休すと似た言葉に「絶体絶命」がありますが、絶体絶命とは「どうやっても逃れようがない差し迫った状況や立場にあること。」という意味を持つ言葉です。
万事休すを使った文章・例文
- 今日は大事なクライアントとの会議なのに、2時間も寝坊してしまい間に合わないことが確定し万事休すだ。
- 好意を抱いていた男性との連絡が全く取れなくなり万事休すだ。