そのうち
親が子どもに言い聞かせる言葉の代表格に、「そのうち」という言葉がありますが、いつなのか、どれぐらい先なのか疑問に思った方は多いはず。
正確さが求められ、曖昧な返答ができないビジネスシーンではあまり用いられませんが、日常生活では様々な場面で用いることができるため、正確に覚えておきたい言葉です。
ここではそんな「そのうち」について、類語の「いつか」や「いずれ」との違いについてもご紹介していきます。

そのうちの意味とは
そのうちは、「そう長くはない先」、「近日中」を指す言葉になります。
具体的にいつなのかは発言する人や状況によって異なりますが、それほど遠くはない先の未来を指します。
一般的に年単位で用いられることは少なく、数週間から数か月で用いられることが多いとされています。
近いうちに必ず相手との約束を果たすという意志を伝える場合や、取り決めを先延ばしにしたい場合、相手の誘いをやんわりと断る場合など、様々な表現に用いられます。
類語には「いつか」や「いずれ」がありますが、近い将来を指す「そのうち」とは違い、いつかやいずれには決まった範囲がなく、状況や用いる人によって、文字通り「いつなのか分からない」言葉になります。
そのうちの使い方・例文
- 親になってみて、ようやく子どもに「そのうち買ってあげる」と言いたくなる気持ちが分かった。
- そのうち結婚相手が見つかるだろうと高を括っていたら、この歳まで彼氏すらできなかった。
- 社員の未払い残業代の支払いを求めたら、そのうち払うと袖にされ、ついに訴訟に踏み込むことにした。