良きに計らえ
皆さんは「良きに計らえ」という言葉をご存知でしょうか。
現代の日常生活で使うことはまずない言葉でしょう。
聞くことができるのは時代劇で、武将や将軍などの目上の人間が部下に対して言うセリフです。
今回は「良きに計らえ」という言葉について詳しく解説します。
良きに計らえの意味とは
良きに計らえとは「『良いように処理するように』というようなこと」という意味です。
この場合の計るとは計算の意味ではなく、どうするか考えるという意味です。
この「良きに計る」の解釈は複数考えられます。
ひとつは「物事が良い方向に進むように考えて処理するように」という解釈です。
もう一つは「あなたが良いと思う形で処理していいですよ」、という指示です。
「自分が口を出すことではない、お前に任せる」という意味の言葉なので、場合によっては投げやりな意思の下で使われる場合もあります。
言われた相手に判断のすべてを丸投げにしているとも取れるわけです。
他にも、文脈次第では「便宜を図れ」という意味にもなります。
「私(あるいはお前)にとって良い結果になるようにしろ」という指示です。
このように幅広いニュアンスを含む言葉なので、この言葉を言われた部下は、上司の意図を正確に読み取らねばなりません。
しかもいずれの文脈であるにせよ共通して、自己判断で行動しろと言われているわけです。
良い意味では期待、悪く取ればプレッシャーをかけられているようなもの。
時代劇でなく現実の上司に言われたとしたら、何とも胃が痛くなる言葉ですね。
良きに計らえを使った文章・例文
- 仕官してきた者たちの誰を取り立てるかはお前に任せる。良きに計らえ。
- この土地の開拓については良きに計らえとの仰せだ。