功を奏する
皆さんは、「功を奏する(こうをそうする)」という言葉をご存知でしょうか。
一般的に使用される言葉の一つなので、見聞きしたことのある方も多くいらっしゃると思います。
この記事では、「功を奏する」の意味を解説させていただきます。

功を奏するの意味とは
「功を奏する(こうをそうする)」とは、「効果がある」「成功する」「奏功する」という意味の言葉です。
奏(そう)とは、天皇に何かを申し上げる、報告するという意味の漢字です。
功(こう)は功績などの言葉にも用いられる通り、良い結果や成功することを意味します。
この二つが合わさることにより、「天皇に功績を奏上する(報告する)」となり、それが変化して「効果がある」「作戦が成功する」などの意味を持つ言葉になりました。
また、奏功には「奏功事例(そうこうじれい)」という熟語で使われることもあります。こちらも功を奏すると同じように、何かのおかげで物事が成功した、上手く行ったことを表します。
奏功は奏効と表記されることもあり、同じように「そうこう」と読みます。しかし奏功は上手く行った物事全般に使えるのに対し、奏効は医学や医療に使われる言葉なので覚えておきましょう。
功を奏するを使った文章・例文
ここで、「功を奏する(こうをそうする)」を使った例文をご紹介します。
1.長期間に渡る潜入捜査が功を奏し、指名手配されていた犯人の逮捕に至った。
2.ベテラン社員であるAさんの案が功を奏し、今回のイベントでは大きな売り上げを残すことができた。