不易流行
「不易流行」という言葉について解説します。
日常生活においては全くといっていいほど使う機会は無いと思いますが、ビジネスの世界ではしばしば見聞きすることがある言葉の一つがこの「不易流行」。
「不易流行の理念で」「不易流行の精神をもって」といった感じで使われますが、みなさんはこの言葉の意味をしっかりと把握できているでしょうか。
初見という方にとっては、漢字から意味を想像するのも難しいかもしれません。
ここでは、そんな四字熟語「不易流行」について意味や使い方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、整理・理解してみてください。
不易流行の意味とは
不易流行(ふえきりゅうこう)とは
- 「永遠に変化しない本質的なもの(不易)を失くさない中にも、新しく変化をしていくもの(流行)も取り入れていくこと」
- 「新しみを求めて変化していく流行性が、俳諧の不易の本質であり、不易と流行は根本において結びついてあるべきとする考え」
といった意味を持つ四字熟語です。
松尾芭蕉が提唱した俳諧(俳句の元となったもの)における理念が元となっています。解釈の仕方は色々とあるものの、おおまかに上記2つの意味として知られています。
ざっくりというと、不易は、流行性を持った作品の中で、永遠性の強いものが残ったものであるため、不易と流行は別物ではなく、根元は同じですよ。ということです。
歌謡曲・j-popなど当時は流行の音楽でも、今現在は名曲として残っているもの。を想像してもらうと分かりやすいかもしれません。
不易流行を使った文章・例文
- 不易流行の精神を念頭に置きながら、新サービスの開発に取り組む。