割愛
「割愛」という言葉の意味や使い方について解説します。
読み方は「かつあい」となります。
この「割愛」という言葉は、一般的に使用されるため耳馴染みのある方が多いのではないでしょうか。
よく「この本は、枚数の関係で割愛した部分が多い。」といった使い方をします。
今回はそんな「割愛」について詳しく解説します。
この機会に深く知っていきましょう。

割愛の意味とは
「割愛」という言葉には、大きく分けて3つの意味があります。
読み方は「かつあい」となります。
まず、1つ目は「惜しいものを思い切って捨てること。手放すこと。」という意味になります。
一般的にこの1つ目の意味で使用されますが、誤用も多く「不必要なものを切り捨てる。」という意味で使用される場合があります。
この使い方は間違いなので、気を付けましょう。
正しい意味での使い方としては「この写真集は、厳選に厳選を重ねたため割愛した写真も多い。」といった使い方が一般的です。
そして、2つ目は「公務員が他の民間企業や自治体などへ移籍すること。」という意味になります。
次に3つ目は「愛着を断ち切ること。煩悩や恩恵を捨てること。」という意味になります。
また、似た言葉に「端折る」があります。
端折るとは「端折るが音変化した言葉。着物の端を折って短く縮めるの意が派生し、省略することを端折るというようになった。」という意味になります。
さらに、割愛と似た言葉に「省略」があります。
省略は「簡単にするため、文章などの一部分を省くこと。」という意味になります。
割愛が誤用される際、この省略と同じ意味で使われることがあるため注意しましょう。
割愛の使い方・例文
- 割愛は省略と同じ意味で使われがちだが、その使い方は間違っている。