「歴とした」とは?意味や使い方を解説!

「歴とした」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「歴とした」について解説します。

目次

  1. 歴とした
  2. 歴としたの意味とは
  3. 歴としたを使った文章・例文

歴とした

皆さんは「歴とした」という言葉をご存知でしょうか。

「正真正銘」とか「まぎれもなく」と置き換えることができるこの言葉。
ひらがな表記では知っていても、漢字で「歴」と書くというのは初めて知った、という人も多いのではないでしょうか。

今回は「歴とした」という言葉について詳しく解説します。

歴としたの意味とは

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歴としたとは「正真正銘の。立派な。由緒正しい。明らかな。」という意味です。
読み方は「れっきとした」です。

「歴」は通常「れき」と読むところを促音便化し「れっきとした」という読み方になりました。

漢字の意味としては「年月を経る。過ぎた事柄。」「つぎつぎに。めぐる。わたる。」「はっきりとした」といったものがあり、「歴とした」の場合は3つ目の意味で使われています。
この「歴」で「はっきりした」という意味は、由緒のある確かな「生まれや血筋」を指すというところからきています。

「歴」が同じ意味で使われている熟語には「歴然」があり、「歴然とした」という形にすると全く同じ意味の言葉になります。

「歴とした」ではなく「歴と」という形にすると、「隙がなく整っているさま」という意味で使うこともできます。
「偉人の銅像が歴と佇んでいる」のような使い方をします。
現代語ではあまり使わない形で、文脈によって「しっかりと」「堂々と」「厳かに」などの言い替えができます。

歴としたを使った文章・例文

  1. この宝石は鑑定書もついており、歴とした本物である。
  2. たとえ歴とした証拠があっても、刑が確定するまでは容疑者であり、犯人と呼んではいけない。

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