体裁
社会に出ると「体裁を整える」「体裁を取り繕う」「体裁を守る」といった言葉をよく聞かれると思います。
何となく意味は分かるのだが、はっきりとした定義は知らないといったケースはよくあります。
この漢字は例文と一緒に説明されてもわかりにくい表現であるともいえます。
読み方は「ていさい」なのか「たいさい」なのかといった疑問を持たれる方も多くいます。
だからこそ意味をしっかりと把握しておきたい言葉でもあります。体裁の読み方と意味や正しい使い方について説明します。
体裁の意味とは
体裁の正しい意味ですが、体裁とは「見た目、外見、様子、外観」といった意味があります。
なので体裁上といった表現を聞くのなら見た目の上ではと言い表すことになります。
この言葉を英語の言葉で訳すなら「Appearance」、「Form」、「Style」となります。
フォームやスタイルですから人の外見だけでなく、レポートなどで提出する書類フォームの見た目のように物や事柄に対する外見も体裁の意味として用いることができます。
体裁の正しい読み方とは?
漢字だけを見ると「たいさい」なのか?と思い悩みます。
また、パソコン上でも体裁と入力すると体裁の横に「たいさい」と書かれているので、これが正しいと勘違いしがちです。
しかし、正しくは普段の会話で聞かれる通り「ていさい」が正しい読み方です。
体裁を使った文章・使い方
ここで、例文をいくつか見ておきましょう。
- 「体裁を取り繕う」 - 見た目だけでも上手にまとめる
- 「体裁上やってはいけない」 - 他の人の目から見てふさわしくないのでやってはいけない
- 「レポートは体裁は良いが内容はまだまだです」 - フォーマットは良いが内容は良くない
- 「体裁を守る」 - 外見だけは良く見せる