猛虎弁
「猛虎弁(もうこべん)」という言葉をご存知でしょうか。
「猛虎弁」自体はある掲示板で用いられるネット用語のため、聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。
本来はネット特有の方便を指す言葉ですが、日常生活でもこの言葉が意味する方便が存在するのが特徴で、特に関西で生まれ育った人であれば一度は感じたことがあるかもしれません。
ここではそんな「猛虎弁」について詳しくご紹介していきます。

猛虎弁の意味とは
猛虎弁(もうこべん)とは、「似非関西弁」のことを指します。
ネット掲示板の『なんJ(なんでも実況Jの略)』にて、コメントの語尾に必ず「やで」と強引に付け足すことや、「違うと思うよ。あいつ先発やろ」のように標準語と関西弁が混じってしまうことなど、本来の関西弁とはかけ離れた似非関西弁が用いられており、そうした言葉の総称が「猛虎弁」になります。
「猛虎」という名称は、なんJにて阪神タイガースのことを実況する際に、地元関西弁のコメントで占められていたことから来ているとされています。その後、実況対象に関わらず、なんJ内の標準語となっています。
その後、なんJの派生掲示板である『おんJ』内においても、なんJユーザーの大量流入によって標準語として根付いたとされています。
猛虎弁の使い方・例文
- 明日からマツダスタジアムで三連戦やで。3タテ期待できるで。
- 猛虎弁を使いこなせたぐらいで関西弁を覚えた気になっているオタクが多すぎる。
- アカン、地元開催やからって余裕かましとったら、スタジアム入れへんかったわ。