億劫
「億劫」という言葉について解説します。
億劫はおっくうと読む言葉で、皆さんも「学校に行くの億劫だ」「月曜日の仕事は億劫でたまらない」といった感じで使ったことが一度はあるのではないでしょうか。
そんな身近な言葉ともいえる億劫ですが、なんとなく意味は分かっているものの、この言葉の意味をきちんと調べたという方は多くないかもしれません。
ここでは、そんな億劫という言葉について意味や使い方、語源などを紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、しっかりと整理・把握してみてください。

億劫の意味とは
億劫とは「面倒で気が進まないさま」という意味の言葉となっています。
似た意味の言葉としては「気が乗らない」「やる気がしない」が挙げられます。よく「面倒臭いと億劫の違いとは?」ということが言われていますが、
面倒臭いは「やるのがとてもわずらわしい」という意味ですが、億劫は「わずらわしくてやる気持ちが起きない」という心境を表わしています。
とはいえ、日常会話では「面倒臭いからやりたくない」という心境を「めんどくさい」と縮めて言ったりもするので、使い分けられるようにしておくと良いのではないでしょうか。
億劫の語源
億劫は、元々は億劫【おくこう】と読まれる仏教用語でした。
「劫」とは、途方もない時間の長さを表わす仏教上の単位で、それの一億倍であるものが「億劫」です。
億劫=考えられないほど長い時間 という意味になり、この言葉が次第に「とてつもなく時間が掛かって容易ではない」という意味に変化していき、現在の「面倒で気が進まない」という意味になったと言われています。
億劫を使った文章・例文
- 夏が暑すぎて喋るのも何をするのも全てが億劫だ。