うつけ
「うつけ」という言葉の意味や使い方について解説します。
よく「うつけ者」や「愚鈍な彼はうつけと呼ばれている。」といった使い方をしますが、皆さんはご存じでしょうか。
昔からある言葉で、かつてうつけと呼ばた人物には、織田信長などがいます。
中身がしっかりしていない人やぼんやりした人といった意味を持つ言葉です。
また、うつけには語源があります。
今回は、その語源についても詳しく解説します。
この機会に、そんな「うつけ」について深く知っていきましょう。

うつけの意味とは
うつけとは「うっかりしている人。ぼんやりとした人。暗愚な人。常識から外れている人。中身がしっかりしていない人。」という意味を持つ言葉です。
「うつけ者」とも言います。
使い方としては「何をやらせても中途半端な彼は、うつけ者と呼ばれている。」といった表現が一般的です。
このうつけという言葉はもともと「からっぽ」という意味を持っています。
このからっぽという意味が転じて「暗愚な人」や「ぼんやりとした人」という意味で使用されるようになりました。
また、意味の中に「暗愚な人」とありますが、実際に暗愚な人というよりも奇矯な振る舞いなどから「うつけ」と言われる人を指します。
漢字では「空」や「虚」などと書きます。
また、かつて「うつけ」と呼ばれていた人物の中には「織田信長」や「吉川広家」などがいます。
うつけの使い方・例文
- いつも何を考えているのかわからないような顔でぼーっとしている彼は、父親からうつけ者と怒られたらしい。