幽霊の正体見たり枯れ尾花
みなさんはこんな言葉を見聞きしたことはないでしょうか。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
初めて聞いたという方にとっては、なんだか難しそうな言葉というイメージを持った方もいらっしゃるかもしれませんし、意味や使い方などは想像がつかないかもしれません。
夏から秋にかけて目にすることが増える言葉と言えますが、ここではそんな「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉について、意味や使い方を紹介していきます。
日常生活で使うことはあまりないかもしれませんが、見聞きした時に分かるように、または豆知識の一つといった感じで整理・理解してみてはいかがでしょうか。
ぜひ最後までご覧ください。
幽霊の正体見たり枯れ尾花の意味とは
幽霊の正体見たり枯れ尾花とは
- 「恐怖心や疑いの心があると、何でもないものまで恐ろしいものに見えてしまうというたとえ」
- 「恐ろしいと思っていたものも、正体を知るとなんでもなくなることのたとえ」
枯れ尾花とは、枯れたススキの穂ことで、幽霊だと思って恐れていたものが、よく見たら枯れたススキの穂だったという言葉です。
この言葉は、横井也有の俳文集『鶉衣』にある「化物の正体見たり枯れ尾花」が変化したものと言われています。
一見難しそうに見えるこの言葉ですが、意味を知ると、夜中にトイレに行った時や、肝試しをした時に誰もが感じたことがあるという「あるある」を表わした言葉というのが分かるのではないでしょうか。
幽霊の正体見たり枯れ尾花の使い方・例文
- 幽霊の正体見たり枯れ尾花。だと思っていたら、本当に幽霊だった。