熟す
「熟す」という言葉を誰しも一度は聞いたことがあるかと思います。
「熟すのを待つ」や「熟した果物」など、日常生活でも見聞きする機会の多いポピュラーな言葉のため、意味を知っている方は多いかと思いますが、「数を熟す」というように、「じゅく」以外の読み方があることは、意外に知らない方は多いのではないでしょうか。
知らなかった方はこの機会に是非意味を理解しておきましょう。
ここではそんな「熟す」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
熟すの意味とは
熟すとは、「果実が十分に成長する」という意味になります。
果実が十分に成長して食べごろを迎えることを指すことから転じて、物事の準備が十分に整うことを指す言葉としても用いられるようになりました。また、十分に熟している状態のことを「熟れた」と表現します。
同様に、果実が早くに熟すことを意味する「早熟(そうじゅく)」も、肉体や精神の成長が著しく早いことや、若くして成功を収める人物のことなどを指して用いられています。
熟す(こなす)とも読み、食べたものを体内で消化することや、土などの固まっている柔らかく砕くという意味合いでも用いられます。
熟すの使い方・例文
- バナナは熟すことで皮に黒い斑点が出てくるのが特徴だ。
- 熟れた果物を狙ってくる鳥の対策はしっかりとしておかなければならない。
- いま計画を実行するよりも、期が熟すのを待った方が賢明だろう。
- 英語を実際に話すことに慣れるには、とにもかくにも数を熟すしかない。