春風駘蕩
「春風駘蕩」という言葉について解説します。
読み方は「しゅんぷうたいとう」と読みます。
みなさんはこの「春風駘蕩」という四字熟語を見聞きしたことはあるでしょうか。
日常の中ではなかなか四字熟語に接する機会は多くないので、初めて見たという方も少なくないかもしれません。
こういった四字熟語はふとした時、思わぬ時に出くわすことが多いので、知らないままでいるといざその時になると戸惑ってしまいがちです。
ここではそういったことがないように、春風駘蕩について意味や使い方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、この四字熟語について整理・理解してみてください。
春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)の意味とは
春風駘蕩(読み方・しゅんぷうたいとう)とは「春の景色ののどかなさま。春風がそよそよと気持ちよく吹くさま」「温和でのんびりした人柄のたとえ」という意味を持つ四字熟語となっています。
春風は文字通り春風、春の景色を表わしていて、駘蕩はのどかさ、のんびりした感じを表わしています。
その二つが組み合わさり上記の意味になっています。そこから転じて温和な人柄を表わすようにもなりました。
ちなみに、語源は5世紀の中国の詩人「謝朓(しゃちょう)」の漢詩に 春物方に駘蕩たり(しゅんぶつまさにたいとうたり) と用いられて広まったと言われています。
春風駘蕩を使った文章・例文
- 春風駘蕩の中、何もせずに一日過ごすことができれば上出来の休日と言えるだろう。
- 彼は誰に対しても、いつでも春風駘蕩な雰囲気をまとっているので、周りには沢山の人が集まって来る。