木っ端微塵
皆さんは、「木っ端微塵(こっぱみじん)」という言葉をご存知でしょうか。
「粉微塵(こなみじん)」なら聞いたことがあるという人もいるかも知れません。
この記事では、「木っ端微塵(こっぱみじん)」の意味や語源を解説させていただきます。

木っ端微塵の意味とは
「木っ端微塵(こっぱみじん)」とは、「細かく砕けること」「粉々になること」という意味です。
「木端微塵」という四字熟語にもなっています。こちらも同じ意味で、読み方も「こっぱみじん」です。
語源はそれぞれの言葉の意味が合体したものです。
「木端(こっぱ)」とは小さな木材や木片のことで「つまらない」という意味です。
「微塵(みじん)」は、「みじん切り」という言葉もあるように、「とても細かい」という意味があります。
この二つが合わさり、「とても細かくなる、砕ける」という意味の言葉、四字熟語になりました。
また、「粉微塵(こなみじん)」という言葉もありますが、こちらは「木端」よりずっと細かく、
「粉」のように細かいという意味です。
同じように細かく砕けたものでも、本当の粉のように小さなものと、つまめそうな粒子の混ざるものがありますよね。それが、「粉微塵」と「木っ端微塵」の違いです。
木っ端微塵の使い方・例文
ここで、「木っ端微塵(こっぱみじん)」を使った例文をご紹介します。
1.車同士の衝突でフロントガラスが木っ端微塵になった。
2.爆発事故が起こり、周辺の小屋が木っ端微塵に砕け散った。
3.こんな岩、木っ端微塵に砕いてくれる。