一念発起
「一念発起(いちねんほっき)」という四字熟語はビジネスの場や日常の会話の中でもよく使われる言葉ですね。一般的な四字熟語なので何気なく使っていますが、その由来や意味を深く掘り下げると意外に知らない人が多い四字熟語でもあります。
頻繁に使う四字熟語だからこそ、正確に意味を知って正しく使いたいですね。
この記事では、「一念発起」の意味や読み方、類語や例文を解説します。
一念発起の意味とは
「一念発起」の読み方は「いちねんほっき」で、意味は「それまでの考えを改めて、何かを成し遂げるために強い決心をすること」を表しています。よく使われる状況としては、勉強をサボっていた人が何かのきっかけで頑張り始める時や、事業を始めるような場合がありますね。
元々は仏教用語で、「一念発起菩提心」を略したものです。この「一念発起菩提心」の意味は、「仏の道に帰依して悟りを開くために、懸命に行に取り組むことを決意する」といった意味です。この由来からしても軽々しくは使えない、深い決意を示す言葉であることがわかります。
また、近い言葉として「一大奮起」という言葉を使う人がいますが、「一大奮起」は四字熟語ではなく、「一大」と「奮起」を合わせて使った言葉なので、四字熟語である「一念発起」とは少し種類が違いますね。
一念発起の類語
- 一心発起
- 一念発心
一念発起を使った文章・例文
- だらだらした生活に嫌気が差したため、一念発起して受験勉強を始めた。
- 一念発起して事業を始めたが、やる気が続かずなかなか軌道に乗らない。