王政復古
「王政復古」という言葉について解説します。
この言葉を見た時に、多くの人は「歴史の授業で見かけた言葉」といった印象があるのではないでしょうか。
日本史では「王政復古の大号令」という歴史的出来事が登場するので、そこで初めて知った言葉という方もいらっしゃるかもしれません。
現代では、新聞や堅めのニュース番組などでたまに見聞きすることがある程度で、そこまで頻繁に使われることはありませんが、意味を知らないとニュースや話の趣旨が分からなくなってしまうこともあります。
ここではそんな「王政復古」という言葉について、意味や使い方などを詳しく紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、しっかりと整理・理解してみてください。
王政復古の意味とは
王政復古とは「武家政治・共和制などが廃されて、再びもとの君主政体に復すること」という意味の言葉となります。
日本では、18681月3日に討幕派による「王政復古の大号令」により、政権が幕府から朝廷に戻ったことを指して使われる言葉です。
王政復古の意味を見ると堅苦しい感じがしますがざっくりと言うと、「武家政治・共和制=江戸幕府」から「もとの君主政体=朝廷(天皇)」に戻ることを王政復古と言います。
転じて、会社などで前の社長が辞めたあとに再び社長に戻ってきた時などに「王政復古だな」なんて使ったりもするようです。
王政復古を使った文章・例文
- 一度は失脚した会長が、また戻ってくるなんてまるで王政復古だな。
- 王政復古の大号令によって、江戸から明治に時代が移り変わることになった。