「有象無象」とは?意味や使い方を解説!

「有象無象」という熟語を一度は耳にしたことがあると思います。一般的に使われる意味とは別に、本来の意味があることをみなさんはご存知でしょうか。今回はそんな「有象無象」の意味や使い方、類語や例文などを紹介します。

目次

  1. 有象無象
  2. 有象無象の意味とは
  3. 有象無象の類語
  4. 有象無象を使った文章・例文

有象無象

有象無象(うぞうむぞう)」という言葉の意味について解説します。

「有象無象の集団」や「有象無象の区別なく」という形で使われるこの言葉、みなさんは意味をご存知でしょうか。多くの場合、本来の意味から転じた意味で使われていますが、この記事では両方の意味を解説していきます。

有象無象の意味とは

有象無象とは、「形が有るもの、無いもの、全てのもの」という意味になります。

仏教で使われる「有相無相」という用語に由来する言葉で、「相」は形を意味します。「相」と書かなくなった理由は諸説ありますが、同様の意味で使われていた「象」の方が一般の人に伝わりやすいからとも考えられています。

読み方はそれぞれ「有相無相(うそうむそう)」と「有象無象(うぞうむぞう)」になります。

あらゆるものを指すことから転じて、形が有るかどうかも分からないという意味になり、数が多いだけで取るに足らない人やものを言う場合にも用いられます。

またおびただしい数のことを指す時に「うじゃうじゃ」と言ったりするのは、有象無象の意味と読み方から発想した言葉といわれています。

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有象無象の類語

似ている意味の言葉に、
・諸事万端(しょじばんたん)
森羅万象(しんらばんしょう)
などがあります。

「森羅万象」とは?意味や使い方を解説!

有象無象を使った文章・例文

〈例文〉

  1. 周囲から聞こえる有象無象の意見に惑わされている場合ではない。
  2. 有象無象の区別なく、手当たり次第に拾い集めた。
  3. 言葉は悪いが、オーディションに集まったのは全て有象無象の役者ばかりで、光るものを持っている人には出会えなかった。

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