鬨の声
皆さんは「鬨の声」という言葉をご存知でしょうか。
難しい漢字が使われていますが、「ときのこえ」という読み方が分かれば「ああ、勝負の前の掛け声のことか」と気が付くのではないでしょうか。
今回は「鬨の声」という言葉について詳しく解説します。
鬨の声の意味とは
鬨の声とは「鬨をつくる声」という意味です。
これだけでは何のことか分からないと思われますので、詳しく解説します。
「鬨」は「とき」と読みます。意味は「戦場での叫び声」です。
主に日本の合戦において、敵に戦闘開始を知らせ味方の士気を上げるために叫ぶ声のことをいいます。
将が「えいえい」と叫び、続けて兵士が「おう」と呼応する、その発声の繰り返しです。
全員が一斉に叫ぶことで敵を威嚇すると同時に、軍勢を鼓舞し士気を上げ、突撃する勢いづけとなります。
また、戦が終わった後に勝った方の軍勢が叫ぶ声のことも指します。
こちらは「勝鬨」とも呼ばれ、「勝鬨の声」「勝鬨を上げる」などの使い方をします。
西洋の戦争では掛け声の代わりに「凱歌(がいか)」という歌が歌われることもあります。
日本式の合戦の前後に上げられる「鬨の声」は、武家作法の一つとされています。
戦の開始時にそれぞれの軍の大将が進み出て「やあやあ我こそは」と名乗るなどが合戦の作法として有名ですが、「鬨の声」もその一つなのです。
鬨の声を使った文章・例
- 体育祭の騎馬戦は白熱し、最後に鬨の声が上がった。
- 鬨の声が聞こえたのでそちらを見てみると、部活動に励む学生たちがいた。