放任主義
皆さんは「放任主義」という言葉をご存知でしょうか。
育児などの教育に関わるジャンルで聞かれることがある言葉です。
今回は「放任主義」という言葉について詳しく解説します。
放任主義の意味とは
放任主義とは「各自の自由に任せて干渉しない主義」という意味です。
また、倫理学の用語で「善悪の区別を定義しないで、人それぞれの意見を許容する寛容的な立場」という意味でもあります。
読み方は「ほうにんしゅぎ」です。
よく使われるのは、子育ての方針についてです。
ある程度成長した子供の選択について本人の自主性に任せ、必要以上に干渉しないという教育方針を指して「放任主義」ということが多いです。
しかし何に対しても「放任」というわけではなく、善悪の判断や生活習慣などのいわゆる「しつけ」に相当するものは親がきちんと教え込む必要があります。
子供が間違った選択をした場合は諭す、悪いことをしたときは叱るなどは、いくら子供の自主性を認めていても回避してはいけないことです。
また子供が他人に迷惑をかけた場合は、親としての責任は取らなければなりません。
親が「放任主義」の題目を掲げてこれらを無視すると、「ほったらかし育児」などと揶揄されることとなります。
「放任主義」による育児は、親と子の相互信頼関係が重要な非常に難易度の高いものなのです。
放任主義を使った文章・例文
- うちの両親は放任主義だが、そのおかげでたくさんのことを学べた。
- ある程度育った部下に対しては放任主義の方がのびのびと成果を出せることが多い。