差配
皆さんは「差配」という言葉をご存知でしょうか。
「さはい」と読むことは何となく分かっても、正確な意味までは分からな方も少なくないかもしれません。
また「さいはい」などよく似た言葉との使い分けなども覚えておく必要があります。
今回は「差配」という言葉について詳しく解説します。
差配の意味とは
差配とは、以下の意味を持つ言葉です。
- 取り扱うこと。世話をすること。また、指図をすること。
- 手分けをして事務を取り扱うこと。
- 貸地や貸家などを、所有者の代わりに管理すること。
読み方は「さはい」です。
似た言葉に「采配」があります。
読み方は「さいはい」で、意味は「指図。指揮。」です。
もともとは戦場で大将が手にしていた道具の名前で、兵士や士官を指揮するために振った紙の幣（しで）です。
武将が兵士の士気を取るということから、目上の人が部下に命令するのが「采配」です。それと比較すると、「差配」は責任者として自らの責任を果たすという意味で使われます。
また、上記三つ目の意味は「采配」にはありません。
他にも「手配」という言葉もよく似た意味を持っています。
読み方は「てはい」、意味は「物事に先立って必要なものを用意したり、段取りや役割を決めておくこと」です。
この言葉は必ずしも人に指図をしたり人の世話をしたりというものではなく、自分一人で自分自身のためにするものというばあいでも当てはまります。
差配を使った文章・例文
- スタッフを適切に差配して、新装開店の準備は進められた。
- 彼は大きな複合施設を差配している。