やけになる
皆さんは「やけになる」という言葉をご存知でしょうか。
思うようにならない苛立ちから、見境をなくして乱暴な振る舞いをするといった意味です。
皆さんも経験があるのではないでしょうか?
今回は「やけになる」という言葉について詳しく解説します。
やけになるの意味とは
やけになるとは「自分の思う通りに事が進まず、なげやりになる様子」という意味です。
漢字では「自棄になる」と書きます。
「自棄(やけ)」とは「思うようにならなくて、前後の見境もなく乱暴な振る舞いになること」という意味の言葉です。
「自棄」を「やけ」と読むのは当て字であり、本来は「じき」と読みます。
元々の読み方の場合は「自分なんかダメだと思い、自分自身を見捨てること」という意味になります。
「やけになる」以外にも「やけを起こす」「やけっぱちになる」などの用例があり、「やけくそ」という言葉もあります。
「やけくそ」の「くそ」は前の言葉を意味を強める接尾語です。「下手くそ」などの「くそ」も同じ意味です。
同じ意味の言葉に「捨て鉢(すてばち)」があります。
「捨て鉢」という言葉の由来についてはよく分かっておらず、江戸時代にはすでにあった言葉ですが、「鉢」の漢字を当てるようになったのは明治時代といわれているためはっきりしないようです。
やけになるを使った文章・例文
- 友人はリストラされてやけになってしまったらしく、ギャンブルにハマってしまった。
- 交通事故でけがをした知り合いは、やけになって愛車を売ってしまったらしい。