初志貫徹
「初志貫徹(しょしかんてつ)」という四字熟語の意味について解説します。
「初志貫徹を貫く」という固い決意などをする時などに使う言葉です。この初志貫徹という言葉の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
初志貫徹の意味とは
初志貫徹の意味は「初めに心に決めた思いや志を、貫き通すこと」となります。
読み方は「しょしかんてつ」です。
「初志」とは、最初に決めた目標や志のこと。
「貫徹」とは、最後まで考えや方針などを貫き通すこと。
世阿弥の花鏡という伝書に「初心忘るべからず」という言葉がありますが、この「初心」に含まれる意味は、若い時の初心、人生の時々の初心、老後の初心のいくつもある初心を指してます。
「初志貫徹」の「初志」はその折々にある初心ということになります。
初志貫徹の類語
<類語>
「終始一貫」「首尾一貫」「首尾貫徹」「脈絡通徹」
「初心一徹」「頑固一徹」
<英語>
「carrying out one's original intention」
初志貫徹を使った文章・例文
<例文>
- 親の反対を押し切ってこの道に進んだのだから、初志貫徹の精神でこの先どんな困難なことや心が挫けそうなことがあろうとも、やり遂げる覚悟は出来ています。
- 子供の頃から宇宙飛行士になりたいという夢を忘れることなく持ち続けていた彼は、今まさに宇宙に旅立っている。その姿は初志貫徹させた後姿だった。
- 初志貫徹という目標を掲げて挑んできたこのオリンピックで、メダルを手にすることが出来て、とても嬉しいです。
- 高い志を持っていた彼女は、初志貫徹をモットーに政治家になったが、志が別な方向へいってしまったようだ。