泣きっ面に蜂
皆さんは、「泣きっ面に蜂(なきっつらにはち)」という言葉を正しく理解できているのでしょうか?
もちろん、蜂に刺されるという意味では、ありません。
ここでは、「泣きっ面に蜂」について、詳しく解説していきます。
泣きっ面に蜂とは
「泣きっ面に蜂」には、「不幸な出来事が起こっているのに更に不幸な出来事が起こる」という意味があります。
泣いて顔がむくんでしまっているのに、さらに蜂に刺されるというのが語源となっています。
上品な言い方に言い換えると「弱り目に祟り目」になります。
不幸や災難な出来事が連続して起きる時に使う言葉です。「泣きっ面に蜂」を使う機会がなければいいんですが。
泣きっ面に蜂の英語
「泣きっ面に蜂」の英語は、「It never rains but it pours.」です。
直訳すると土砂降りしか降らないとなります。そこから、悪いことは何度も起こるという意味になるのです。
また、近いものですと「One misfortune rides upon another's back.」があります。意味は、災難は別の災難に乗っかってやってくるというものです。
泣きっ面に蜂の類語
「泣きっ面に蜂」の類語は、さまざまなものがあります。
- 踏んだり蹴ったり
- 弱り目に祟り目
- 一難去ってまた一難
泣きっ面に蜂の使い方・例文
- 自転車で転んだら、泣きっ面に蜂で骨折までしてしまった。
- 宿題は忘れるし、テストで0点をとってしまった。本当に泣きっ面に蜂だ。