一心不乱
「一心不乱(いっしんふらん)」という熟語は、日常会話の中でもよく使われます。しかし、正確な意味やその由来などは知らない人も多いかもしれません。
最近では、ボカロ(ボーカロイド)の曲名にもなっていましたので、趣味の会話などで登場することもある熟語です。熟語の中でも頻繁に使われるものですので、意味や使い方を正しく知って使いたいですね。
この記事では、「一心不乱」の意味や類語、使い方を解説します。
一心不乱の意味とは
「一心不乱」の読み方は「いっしんふらん」で、意味は「一つのことに心が向かっていて、他のことに乱されることが無い様」を表しています。何かに打ち込んでいる人がいる場合や、周りのことなど見えずに一つのことに向かっている人に対して使う場合が多いですね。
「一心不乱」の由来は、仏教用語にあります。念仏に「我体を捨て南無阿弥陀仏と一体なるを一心不乱というなり」という一文があり、これが由来になっています。悟りを開くために仏道に邁進する覚悟を表している部分ですので、ひたすら一つのことに専念する現在の意味にもしっかりとつながっていますね。
また、最近では「一心不乱」がボカロ(ボーカロイド)の曲名にもなっているので、そちらで知っている方も多いでしょう。
一心不乱の類語
- 一意専心
- 無我夢中
一心不乱を使った文章・例文
- 叶えたい夢があった彼は、一心不乱に受験勉強に取り組みそして目標の学校に合格した。
- 辛いことが起きたことを忘れるために一心不乱に仕事をする彼の様子は痛々しくもあった。