ほぼほぼ
「ほぼほぼ」という言葉をよく使うと思います。
新語や俗語というジャンルに属す言葉ですが、もう私たちの生活にかなり浸透しています。
普段何気なく活用しているこの言葉ですが、正しい意味や、どういうタイミングで使えばいいのかなど、実は理解があいまいだという方も多いかもしれません。
今回は「ほぼほぼ」の意味や語源、使い方などをご説明します。
ほぼほぼとは
ほぼほぼとは、「≪ほぼ≫を強調していう言葉。ほとんど、おおよそ全て。おおむね。だいたい。」という意味があります。
二回繰り返していうことで、言葉の意味を強調する効果があります。この言葉は古くからある正しい日本語というよりは、新語と呼ばれるような、いつからか広く使われるようになり、日本語として定着した言葉の一つです。
「ほぼ」を強調していうことばなので、「ほぼほぼ間違いないです!」などと言うときは、「90%、もしくはそれ以上くらいは確実です」ということになるかと思います。ただ、このくらいというのがこの言葉のキモになります。どの程度確実なのかははっきりしない/させたくはないけれど、大方は自信があることを強調したいようなときに使うことが多いのではないでしょうか。
そのため、ビジネスシーンなどで「ほぼほぼ」などと言われると、なんだか歯切れが悪く、少し違和感を覚えるかもしれません。
ほぼほぼの使い方・例文
ではこの「ほぼほぼ」がどういうシーンでよく登場するのか、例文をいくつかご紹介します。
1.次のコンペの企画書、もう完成した? ――ほぼほぼできてるよ。あとは細かい修正かな。
2.いつから新しい体制に移行するかについては、役員内でほぼほぼ意見がまとまっている。
3.彼のことをよく知る友人からの情報だから、ほぼほぼ間違いないとおもう。