文人墨客
「文人墨客」という言葉は、日常生活ではほとんど耳にすることはない言葉です。ですが、試験などにも出題される可能性がある「四字熟語」なので、覚えておくと安心ですね。
「文人墨客」という文字を見ていると、なんだか文学的で優雅な雰囲気を感じませんか?今回は、「文人墨客」の意味や類義語、使い方などを解説します。
文人墨客の意味とは
「文人墨客」の意味は、「詩文や書画などに優れた風雅な人」です。
この四字熟語の読み方は、「ぶんじんぼっかく」又は、「ぶんじんぼっきゃく」と読みます。
客の読み方で、「ぶんじんぼっかくのカク」は、漢音読です。「ぶんじんぼっきゃくのキャク」は、呉音読です。
文人は、詩文・書画などの文画の道に携わる人。古代中国では、「儒学の経書や経学を中心に、幅広い知識を修めており、優れた文章を書く才能があること」という意味で使われています。
初めて自覚的文人とされた人物は、中唐の詩人として知られる「白居易(はく きょい)」です。
墨客は、文墨に優れた人。墨を使って書画を書く人です。
墨客を代表する人物は、書道などの臨書でよく使われる『蘭亭序』や『十七帖』など多くの法帖を残している、政治家で書家の「王羲之」があげられるでしょう。
「文人墨客」は英語では何という?
英語で簡単に書くと「writers and artists.」です。
また、意味を理解して詳しく書くと、
「Persons who take delight in such refined pursuits as poetry、literature、painting and calligraphy.」(詩や文学、絵画や書道などを優雅に楽しむ人)です。
文人墨客の類語
「文人墨客」の類語をご紹介します。
- 騒人墨客(そうじんぼっかく)
- 子墨客卿(しぼくかくけい)
- 子墨兎毫(しぼくとごう)
- 詩人墨客(しじんぼっかく)
上記が主な類語です。特に「騒人墨客」は、類義語として紹介されることが多いようです。
文人墨客を使った文章・例文
四字熟語の「文人墨客」を使った文例
- この地は、古くから文人墨客に愛されていました。
- 多くの文人墨客が、ここで酒を酌み交わした。