ほっこり
ブログや料理の説明など「ほっこり」という言葉を目にする機会も多いですよね。しかしその使い方は誤用かもしれません!
この記事では「ほっこり」について、正しい意味や語源、例文などを詳しく解説していきます。
この機会に「ほっこり」の正しい意味をぜひ覚えていってくださいね。
ほっこりとは
「ほっこり」は「ほっとしたさま」「ほかほかとあたたかいさま」「癒される様子」という意味で使われている言葉です。そして、これらの意味は誤用と呼ばれることもあります。
「ほっとする」「癒される」といった意味で、雑誌やテレビなどさまざまな媒体で使用されていることから、この意味が誤用ではなく「一種の変化、進化」と捉えている人も多いです。
それでは「ほっこり」の正しい意味、語源とはいったい何なのでしょうか。
以下で詳しく解説していきます。
ほっこりの語源
「ほっこり」とは、本来は京都の方言でした。
「ほっこり」は京言葉で「しんどい」「疲れた」「えらい目にあった」といった意味をもっていたのです。
この「ほっこり」で表される疲れは動けないほどの疲れではなく、体は適度に疲れているが心は充足しているような疲れのことを意味しています。
この「ほっこり」は「ほこる(物を焼く)」という言葉がもとになっていると考えられています。
体が温まる程度に体を動かした、というところから「ほっこり」という言葉へ変化してきたと言われています。
そして「体は疲れているが心は充足している」の「心は充足している」という意味が現在の意味へつながったのではないかと考えられています。
ほっこりの使い方・例文
- 友達からほっこりするようなプレゼントをもらった。
- 駅の近くにほっこりできるカフェがオープンした。