憔悴(しょうすい)
「憔悴(しょうすい)」という言葉について、類語などを通してその意味を解説します。
ニュースや情報番組で「救助者は憔悴しきった様子で…」などと使われるのを耳にしたことがあると思います。
事故や不祥事などがあった場合に見聞きすることが多い言葉かもしれません。
この憔悴という言葉は、耳で聞く分には問題ないかもしれませんが、難しい漢字が使われており難読語と言われているので、ここでは意味や使い方とあわせて漢字と読み方も把握してみましょう。
憔悴の意味とは
憔悴(しょうすい)とは「(心痛や病気などで)やせおとろえること、やつれること」という意味になります。
例えば、身近な人が亡くなった時などにゲッソリとやつれて覇気が無くなってしまった状態などのことを「憔悴しきる」などと使います。
この言葉は心が弱って起きることを前提にした言葉なので、単純に痩せていっている場合などには使わないので注意してください。

憔悴の類語
憔悴の類語をいくつか紹介しますのでご覧になってみてください。
- 疲れ果てる
- 疲労困憊
- 精魂尽きる
- 生気がなくなる
- 痩せ衰える
憔悴の使い方
ここでは、憔悴という言葉を使った例文を紹介します。
例文を通してどんな風に使えば良いのか把握していきましょう。
- 長年連れ添った妻が亡くなり、憔悴しきるのも無理はない。
- ブラック企業での激務で彼は憔悴しきっていた。
- 事故の被害者家族はインタビューに憔悴しきった様子で答えていた。
- 日に日に憔悴していくのをただ見ていることしかできなかった。