背徳感
「背徳感」という言葉をご存知でしょうか?読み方は「はいとくかん」です。
テレビや雑誌などで見聞きする機会のある言葉ですが、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は「背徳感」について解説します。
背徳感の意味とは
「背徳感」とは、「本来あるべき人の道から外れたと感じる後ろめたい気持ち」のことを指す言葉です。読み方は「はいとくかん」です。
「背徳」というのは、「道徳に背(そむ)くこと」という意味です。では「道徳」とはいったい何でしょうか。
「道徳」とは、人々が善悪や正邪を判断し、正しい行いをするための規範となるもののことです。「モラル」ともいいますね。「人の悪口を言わない」とか「ごみのポイ捨てはしない」とかいう些細なことから、「盗みや殺人はしない」など法律で規定されていることまで様々なものを含みます。
そういった道徳に反する行為を「背徳」といい、その背徳的な行為に対する後ろめたい気持ちやそれによって生じるスリル感などを「背徳感」といいます。
背徳的な行為の代表例として、昨今世間をにぎわせている不倫や浮気があります。
背徳感の類義語
「背徳感」の類義語には以下のようなものが挙げられます。
・罪悪感(ざいあくかん)
【意味】罪の意識。
【例文】万引きを目撃し、特に何もせずスーパーを立ち去ったのだが、時間がたち、いまさら罪悪感に悩まされている。
・疚しい(やましい)気持ち
【意味】良心がとがめる、後ろめたい気持ち
【例文】海で確かに女性を見たが、別に疚しい気持ちで見たわけではない。
背徳感の使い方・例文
1.浮気を繰り返すような奴は、背徳感なんて恋のスパイス程度にしか思っていないんだろう。
2.ダイエット中に食べるケーキの背徳感がハンパない。