目が点になる
「目が点になる」という言葉があります。
日常でも頻出する慣用句のため、聞いたこともあれば使ったこともあるという方がほとんどのことでしょう。
ただ、まるっきり意味の使い方がされている誤用も多いため、失礼な言動をしてしまわないように、この機会にしっかりと正しい意味や使い方理解しておきましょう。例文も合わせてご紹介しますので、覚えたら一度使ってみることをオススメします。
目が点になるの意味とは
目が点になるとは、「驚きのあまり表情が大きく変わること」を意味します。
黒目が点ぐらいに小さくなってしまうほどの衝撃を受けたときに使われる言葉で、主に奇行、奇抜な服装、突飛な行動やマナー違反などを目にした時などに用いられます。
多い誤用として使われる言葉に、目を見張る、という慣用句があります。こちらも驚きを表現している部分はありますが、主に褒め言葉として使われます。
そのため、会社で先輩や上司のプレゼンなどで目を見張るものがあった状況で、「目が点になるような素晴らしいプレゼンでした」と言ってしまうと、それこそ目を点にされてしまうので絶対に避けたいところです。
目が点になるの使い方・例文
- 電車の床に座り込んで弁当を食べ始めた男性を見て、周囲の人全員の目が点になっていた。
- 口を開くたびに目が点になるようなことしか言わなかった上司だが、さすがに上の耳にも届いたらしく、左遷されてしまった。
- そのオバさんがあまりにも自然と割り込みをしてきたため、注意するよりも前に目が点になってしまった。