目を見張る
「目を見張る(めをみはる)」という言葉をご存知でしょうか?
驚いたときによく使われる表現ですが、表現の仕方の違いにより意味合いが少しずつ変わっていることにお気づきの方は少ないのではないでしょうか。
今回は、「目を見張る」の意味や使い方について解説します。
目を見張るの意味とは
「目を見張る(めをみはる)」とは、文字どおり「目を見開いて驚いたり感心したりすること」です。「目を見張るものがある」「目を見張るほどの」などといった表現をします。
「目を見張るものがある」といった場合は、驚きや感動を他者に伝えるようなニュアンスがあり、「一見に値する、見るべき価値がある」という意味合いを持ちます。
また、「目を見張るほどの」という表現だと、以前と比べた変化に驚いたニュアンスを含み、「目を見張るほどの成長ぶり」といったように使います。
「目を見張るばかりだ」という表現をすると、本当に驚いて感心している様子を表します。

「目を見張る」に似た表現
・目を奪われる
【例文】彼女の華麗な演技に目を奪われた。
・目を丸くする
【例文】初めて生で観た空中ブランコに、少年は目を丸くした。
・想像を超える
【例文】初めて訪れたウユニ塩湖の風景は私の想像を超えていた。
・息を呑む
【例文】その花嫁のウエディングドレス姿は息を呑む美しさだった。
「目を見張る」を意味する熟語
・瞠目(感心して目を見開くこと)
・刮目(目をこすってよく見ること)
目を見張るの使い方・例文
1.ここ数年のネパールの経済成長には目を見張るものがある。
2.素人同然からバスケットボールをはじめて半年、
彼は目を見張るほどの上達をみせた。
3.子供の成長の早さには目を見張るばかりだ。