風靡
「風靡」という言葉があります。
単体だと読み方も難しく、特に「靡」を難しく感じてしまう方も多いかもしれませんが、「一世を風靡する」と書かれていればほとんどの方が簡単に読めるのではないでしょうか。
セットになると分かりやすいという珍しいタイプの言葉で、使う場面も限定されているため、覚える機会も少ないですよね。
ここでは風靡の意味や読み方、間違った使い方や正しい使い方など、詳しく解説していきます。間違えるとちょっと恥ずかしい言葉ですので、ここでしっかり理解しておきましょう。
風靡の意味とは
風靡とは、「多くの人に同じ動きをさせること」を指します。
読み方は「ふうび」です。
風靡の「靡」は「なびく」という意味でもあることから、風が広い範囲の草をなびかせることから使われるようになった言葉です。
一世を風靡するとはつまり、社会現象になるほどの大ブームになるということです。また一部の業界におけるブームに対しても用いられる場合もあります。
風靡の誤用
風靡の誤った使い方として、明光風靡と書かれていることもありますが、これは風靡の意味を綺麗な景色と間違って覚えている誤用です。
正しくは明光風靡ではなく、風光明媚。風靡は当てはまらないので間違えないように注意しましょう。
風靡の使い方・例文
- かつては一世風靡した芸人だったが、今では名前すらも思い出してもらえないありさまだ。
- 過去の偉人よりも動画サイトで一世風靡した人の方をありがたがる風潮がある。
- 一世を風靡するタイプのものほど過ぎ去っていくのも早いものだ。