山麓
「山麓(さんろく)」という言葉をご存知でしょうか?
テレビや雑誌などで、耳にしたり目にしたりしたことがある方も多いと思います。
山に関係する言葉なので、ハイキングやキャンプを楽しむ方にはお馴染みでしょう。
でも「山麓」って山のどの部分?
今回は、この「山麓」について解説します。
山麓の意味とは
「山麓」とは、「山地と平地の境目あたり」のことを指す言葉です。山のふもと。
山の下の方の緩やかな傾斜を持つ辺り一帯のことで山裾(やますそ)ともいいます。
読み方は「さんろく」。麗しいの「麗(れい)」という漢字に似ているため、「さんれい」と読む方がいますが、これは間違いです。
「麓」という漢字の成り立ちは、「木が並び立つ様子」と「鹿(しか・ロク)」という象形文字を組み合わせたものです。「鹿」には「長く連なって列をなす」という意味があり、合わせて「木が並び連なっている場所」を示す漢字ができました。
「麓」一文字で「ふもと」とも読みます。その範囲は広く、山地と平地の間に広がるなだらかな場所一帯を表しています。

「山麓」の英語
「山麓」は英語で「Piedmont」、読み方は「ピードゥモント」。
一般に「Piedmont」というと、アメリカにあるピードモント高原を指すことが多いようです。
「Mountain foot(山の足元)」とも表現されます。
「山麓」の反対語
「山麓」が山の下の方なら、反対は山のてっぺん。
「山頂(さんちょう)」が反対語です。
山麓を使った文章・例文
1.富士山麓を望むこのカフェは、絶好のフォトスポットだ。
2.山麓に広がるこの町の主要産業は林業だ。