一々(いちいち)
「一々(いちいち)」という言葉について解説します。
一般的には漢字で書いてあることは少なく、「いちいちうるさい」「いちいち言わせないで」というような感じで使われているのをみなさん見聞きしたことがあると思います。
もしかすると、反抗期の頃に母親に対して言ったことがあるという方も多いかもしれません。
悪い意味合いや、否定的な意味合いの言葉。というイメージがあるこの「一々」という言葉の意味や使い方をここでは紹介していきますので、
みなさんも一緒に整理しながらしっかりと把握してみていただけたらと思います。

一々の意味とは
一々とは「一つ一つの物事、それぞれ、めいめい」「ひとつ残らず、ことこまかに」という意味の言葉を持つ言葉となっています。
その一々について説明する、一々にわたって検証する。というように、前者の意味では単純に「それぞれ」という意味で使われることもありますが、
後者の意味で使われる際は、一々うるさい、一々難癖をつけるというように悪い意味合いで使われることが多いようです。
ビジネスの場では「社長のおっしゃること一々ごもっともです」といったように堅い言い回しとして使われたりもしますが、使い方を間違えると大変なことになるので注意しましょう。
一々の使い方・例文
- ちゃんと報告しろとは言ったが、そんなどうでもいいことまで一々報告してくるとは。
- うちの母は私のすることなすこと一々詮索してくるので、息苦しくなる。
- なんであのコンビの漫才は一々面白いんだろう。