脳汁
皆さんは「脳汁」という言葉をご存知でしょうか。
医療系の専門用語とか、ホラー映画か何かに出てくる言葉…ではありませんよ。
今回は「脳汁」という言葉について詳しく解説します。
脳汁の意味とは
脳汁とは「エンドルフィンやアドレナリンなどの脳内麻薬」という意味です。
読み方は「のうじる」です。
エンドルフィンとはモルヒネのような鎮静効果や多幸感をもたらす神経伝達物質です。報酬系、すなわちその人にとって嬉しいと思う事が起きた時に快感を覚える作用に大きく関係しています。
アドレナリンは興奮状態になったときに多く分泌され、心拍数の上昇などを促します。多量に分泌されると極限の状態でも痛みを感じないなどの効果があります。
興奮した時や嬉しい時などに気分が激しく高揚すると、これらの各種脳内麻薬が分泌されてさらに気分が高まります。
これが「脳汁が溢れる」という状態です。
ネットスラングとして使われることが多いです。
おそらく実際には神経に作用するのに適した量だけしか分泌されておらず、ドバドバと出ているわけではないでしょう。
しかし激しい興奮状態の人の感覚では、水道の蛇口を全開にしたかのように溢れ出ているように感じるのです。
特にネット上の書き込みは大げさになる傾向にあるので、こういった激しい表現が好まれるのです。

脳汁を使った文章・例文
- トップでマラソンを走っていると、脳汁がドバドバと出ているように感じる。
- 連続してレアキャラクターが当たって、脳汁が止まらないみたいだ。