しめやか
「しめやか」という言葉は、儀式の様子を表現する際に使うことがある言葉ですね。葬儀に関連して使うことなどもありますが、日常的に使う言葉ではありません。
聞く機会もある言葉ですが、正確な使い方を知っている人が少ないのもこの言葉の特徴。意味を知らずに使うと、晴れやかな場に水を差すことにもなりかねないので注意が必要です。
この記事では、「しめやか」の意味や使い方、類語、漢字での表現などについて解説します。
しめやかの意味とは
「しめやか」の意味は、「ひっそりと物静かな様子」「気分が沈み、悲しい様子」です。
静かな様子や悲しい様子を表した言葉なので、「葬儀がしめやかに執り行われる」などの使い方で聞いたことがある人も多いと思います。
ここで気をつけたいのが、「しめやかな結婚式だった」などの使い方。響きが優しい言葉なのでうっかり使ってしまいそうですが、意味に「気分が沈み」が含まれているため、相手に対して失礼にあたります。
晴れの舞台や明るいシチュエーションに使うには適していない言葉ですね。
「しめやかに」は漢字で書かず、基本的にひらがなで表記します。ほとんどの辞書にも漢字での表記はありません。
しめやかの類語
- 厳粛に
- 粛々と
- ひっそりと
しめやかの使い方・例文
- 若くして亡くなった彼の葬儀がしめやかに執り行われ、参列者は悲しみに包まれた。
- しめやかな雨が降り続き、気持ちまで暗くなってきてしまったから外出することにしよう。
- しめやかな雰囲気をまとっている彼女はとても魅力的だ。