ひいては
「ひいては」という言葉について解説します。
日常生活で使われることよりも、ビジネスの場など少しかしこまった場面で使われるというイメージがある言葉だと思います。
喫煙は喫煙者の健康、ひいては周囲や家族の健康にも悪影響を及ぼす。
というように使われているのを目にしたことがあると思いますが、この「ひいては」の意味や正しい使い方はご存知でしょうか。
似たイメージの言葉に「しいては」「さらには」などがありますが、この違いもしっかり把握している方は多くないかもしれません。
ここでは「ひいては」の意味や類語、使い方を紹介していきますので、一度目を通してみてください。
ひいてはの意味とは
ひいてはの意味は「それが元になって、さらには」という意味を持ち、ある事柄が原因となって、別の違う事柄が続くこと・起こることを表す言葉です。
ひいてはの漢字は「延いては」と表します。
延長、延期などという言葉があるように、延いてはの「延」という漢字はのばす、遅れる、まねくといった意味があります。
「しいては」「さらには」との違い
<しいては>
語感からか、ひいてはと混同されることが多い「しいては」という言葉ですが、この言葉は漢字では「強いては」となります。
意味は「あえて、無理やりに」となっているので、ひいてはの持つ意味とは全く異なる言葉と言えます。
<さらには>
似た意味の言葉と思われがちな言葉の「さらには(更には)」ですが、意味は「その上に加えて」という意味です。
何かが続くことによっての部分が無く、単純に物事が一つ増えることを表しています。
ひいてはの類語
- それゆえ
- その結果
- それに留まらず
ひいてはを使った文章・例文
- 試合中のラフプレーが、ひいては大学全体の問題になる。
- 心からの謝罪が、先方の理解ひいては自分の信頼にも繋がっていく。