横文字
「横文字」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。なんとなく英語などのことだろうな、とイメージする人も、「カタカナ語」とどう違うのか説明できる人は少ないことでしょう。
今回は「横文字」という言葉の意味や用例について解説します。

横文字の意味とは
横文字とは「西洋文字などの横書きにする文字。転じて、外来語」のことです。中国語などのように、縦書きにも横書きにもすることができる文字は該当しません。
この西洋文字に由来する言葉である横文字を、日本語の中で表記するためにカタカナを使ったのが「カタカナ語」です。カタカナで書くことで元の言語を知らない人でも読めるようになる上、縦書きの文面にも挿入できるというメリットがあります。
グローバル社会になり国際的な取引や会議をする機会が増えたことで、ビジネスの現場では英語を中心とした横文字を使ったやり取りが一般化しています。
その流れで日本人同士のビジネスのやり取りにも横文字が使われるようになり、独自のビジネス用語として定着していきました。
さらに、ニュースなどを通してお茶の間でも横文字のビジネス用語が聞かれるようになると、難しい横文字を使うことで賢く見えるというようなイメージがつくようになります。
しかしむやみに横文字を使うと意味の分かっていない人を見下しているという印象を与え、また間違った使い方に気づかないまま知ったかぶりをしている人もいるため、会話に横文字を多用する人はあまり良くない印象を抱かれる傾向にあります。
横文字を使った文章・例文
- 最近横文字の言葉が増えたなあ。
- あの人は横文字ばかり使う人だよ。